お部屋探しの知識
賃貸住宅に欲しい設備ランキング~ファミリー編~2024年2月版
2024.02.22
賃貸物件を探すとき、あなたは何を重視していますか?家賃や間取りや設備は非常に重要ですが、住み心地を大きく左右する構造については何も考えずに契約してしまう人が意外と多いんです。耐火性・耐震性・遮音性の違いなど、あとから後悔しないように、物件の構造についても理解しておきましょう!これだけ知っておけば大丈夫!というポイントを解説します。
賃貸物件のサイトや不動産会社で渡される書類には、構造についての記載欄が必ずあります。そこに記載されている木造/ S造/RC造/SRC造などの表記は建築物の素材をもとに構造を表しています。
W造(以下、木造)は柱や梁など骨組みに木材を用いた構造のことです。日本の建築構造のスタンダードともいえる構造で、木の柱の間に断熱材や防音材が入り、壁を貼っていきます。
S造(以下、鉄骨造)は柱や梁など骨組みに鉄骨を用いた構造のことです。木造の柱が鉄になったとイメージしてみてください。Sはスチールの略で、粘り強さがあり、RC造やSRCよりも軽量でしなやかです。
なお、S造には軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類があります。鋼材の厚みが6mm未満のものを軽量鉄骨造と呼び、一般住宅や小規模の建築物が多いです。鋼材の厚みが6mm以上のものを重量鉄骨造と呼び、高層マンションやビルなど大規模の建築物をつくる際に用いられます。
RC造(以下、鉄筋コンクリート造)は柱、梁、床、壁が鉄骨とコンクリートで構成された構造のことです。鉄筋の周りにコンクリートを流し込むため、2つの材料の弱点を補完しあい、非常に頑丈なつくりとなります。鉄筋は引張力に強いが熱に弱い、コンクリートは熱や圧縮に強いが引張力が弱い、という双方の特徴を組み合わせて、より強い構造を実現しています。
SRC造(以下、鉄骨鉄筋コンクリート造)はRC造とよく似た構造ですが、支柱が鉄骨という点が異なります。鉄筋コンクリート造の耐久性と鉄骨のしなやかさや粘り強さを兼ね備えた構造です。鉄骨鉄筋コンクリート造は高層の建物に向いています。
・W造(木造)のメリット
家賃が安い/通気性が良い/適切な湿度が保たれる
・W造(木造)のデメリット
気密性が低い/防音性が低い/冷暖房が効きにくい/耐火性が低い
・S造(鉄骨造)のメリット
広い間取りが可能(柱と柱の間の距離を確保できる)/間取りの自由度が高い(耐久壁が不要)/遮音性が高い
・S造(鉄骨造)のデメリット
断熱性が低い(夏は暑い、冬は寒い)/柱型が間取りの邪魔になることがある
・RC造(鉄筋コンクリート造)のメリット
デザイン性が高い/気密性が高い/遮音性が高い/耐火・耐震性が高い
・RC造(鉄筋コンクリート造)のデメリット
木造、鉄骨造に比べて、家賃が高いことが多い
・SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)のメリット
デザイン性が高いことが多い/気密性が高い/遮音性が高い/耐火・耐震性が高い
・SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)デメリット
家賃がもっとも高い
間取りや設備の条件だけでなく、建築構造の特徴を把握したうえでお部屋探しをすると、希望に合った物件と出会える可能性もぐっと上がります。特に遮音性や耐火・耐震性や通気性などは住んでから後悔することの多いポイントです。今回ご紹介した建築構造により、家賃や住み心地などの生活環境が大きく異なります。是非ご自分のライフスタイルに合った素敵な物件を見つけてください。
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