お部屋探しの知識
賃貸住宅に欲しい設備ランキング~ファミリー編~2024年2月版
2024.02.22
今まで、キッチン周りの設備やお湯を沸かす際はガスを利用することが一般的でした。しかし最近では、住宅の熱源を全て電気を利用することに統一する「オール電化住宅」の人気が高まってきています。
賃貸物件でも好評のオール電化の物件ですが、そもそもオール電化とは何か、成果する上でのメリットやデメリットについて、知る機会も少ないですよね。ここでは、オール電化とガスの特徴や、それぞれどんなライフスタイルに合うのか、詳しくご説明していきます。
オール電化と記載された物件の紹介は、ここ最近多くなってきています。そもそも、オール電化とガス、それぞれ何がどう違うのでしょうか?またオール電化で使用される設備とはどういったものがあるのでしょうか?ここで詳しくご説明していきます。
オール電化とは、調理器具や給湯器、暖房機器などすべての設備で使用されるエネルギーを、すべて電気でまかなっている事をオール電化と言います。
家の中の設備、例えば、キッチンエリアにある調理器具はIH関連のものになり、ガスコンロではなくIHクッキングヒーターに置き換わります。給湯器はエコキュートや電気温水器、冷暖房器具は、ガスストーブではなく、現代では必ず家の中に設置されているエアコン、床暖房システムなどが使用されます。
給湯器のエコキュートは2,000年までは主に、一戸建て用のものしか開発されていませんでしたが、2,000年以降に賃貸用のエコキュートが開発されました。それからは、一戸建てだけでなくオール電化のマンションも増えました。
オール電化物件とガスを使用する物件との大きな違いは、火を使うか使わないか、です。生活の中で直火を利用することのメリットは、料理を行うときにわかります。ガスコンロとIHコンロを比較すると、ガスコンロで直火を利用する方が熱量が多く、手早く熱することができるからです。
一方で、火を家の中に取り入れることのデメリットは、家の中で火と共に生活する事の危険性が増すことです。火を利用すると必ず一酸化炭素が発生します。家の中の狭い空間で火を焚いたままでいると健康に被害が及ぶ可能性があり、危険です。また、火事を起こす危険性もあります。
火を使う方が何かと便利と感じる人や、すべて電気を利用する方が安全で良い、と感じる人など様々です。次の章でより詳しくオール電化のメリットとデメリットを紹介しますので、どちらが自分に合うのかぜひ考えてみてくださいね。
オール電化が強調されると、ガスを利用することが時代遅れと感じる人もいるかもしれません。しかし、ガスを利用する事のメリットも存在します。ここでは、オール電化とガス、経済面、安全面、などの様々な視点から見るメリットとデメリットをご紹介します。
<メリット>
・経済面
① 電力に一本化する事でガスの基本料金を支払う必要がなく、光熱費の節約になる
② 深夜の比較的安い電力を使用し、お湯を沸かすため電気代がガスより安くなる
・安全面
③ 火を利用しないため、小さな子供がいる家庭にも安心
④ 二酸化炭素を排出しないので部屋の中の空気が汚れにくく、清く保てる
・その他
⑤IHヒーターはガスコンロより掃除のお手入れが楽チンで、見た目もスタイリッシュ!
<デメリット>
①火を利用しないため、料理の際は火力が低く料理に時間がかかることもある
②災害時、電力がショートした場合全ての設備が使用できなくなる
<メリット>
・経済面
①昼間に家事を行い、多く電気を使用するライフスタイルの場合はガスとの併用の方が安く家計に優しい。
・安全面
②火を利用することは危険だが、火が身近にあることで火が危ないことを知らせる教育に役立つ
・その他
③火力パワーがとにかく強いため、料理の時間短縮にもなる。火力で料理の味がよくなる可能性もあり。
④どんなお鍋やフライパンでもオールマイティで使用でき、調理器具を選ばない
⑤仮に災害時に電気が停止しても、電気とガスを併用していれば片方のライフラインで過ごすことが可能
<デメリット>
①直火を家の中で利用する事で安全性に欠ける
②電気とガスを併用する事でそれぞれの基本料金が両方かかり、光熱費の費用がかさむ。
オール電化とガスのメリットデメリットについて前述しましたが、それぞれにメリットとデメリットがあり一概にはどちらの方が良いと言い切れません。自分の生活に合う方を見定めることが重要です。ここでは、ライフスタイル別でガスとオール電化のどちらがオススメかをお伝えします。
独身で昼間は仕事をしている人、学生で昼はバイトや学校で家を空ける人、夫婦揃って共働きの家庭、そんな人達にはズバリ、オール電化がオススメです。
朝と夜の電気代しかかからないようなライフスタイルであれば、ガスと電気を併用して利用する方がコストがかかってしまうので、損してしまう可能性が高いからです。また、常に家におらず忙しくしている人には、IHクッキングヒーターなどを利用し、設備も使いやすく綺麗にしやすい環境の方がマッチしているかもしれません。
電気を利用するのか、ガスを利用するのかは家庭によりお得度はそれぞれです。ガスを利用した方が経済的にもお得になる人はこんな人です。
昼の時間帯に家事を行う主婦、主夫の人、または家で仕事を行っている人には、ガスと電気を併用して利用することをオススメします。
オール電化とガスのそれぞれで、お昼の時間帯にお湯を沸かした場合、ガスの方がコストが安く済みます。ガスと電気を上手に利用することで、光熱費を節約することも可能です。
▽まとめ
ここでは、オール電化とガスについての特徴の違いやメリット、デメリットについてご紹介しました。オール電化物件、ガスを利用した物件、それぞれに良し悪しがありどちらが良いとは一概には言えません。自分のライフスタイルにあった選び方をすれば、その分光熱費の節約に繋がる可能性もあります。この記事を参考に、自分に合う方法を考えて選んでみてくださいね。
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