お部屋探しの知識
賃貸住宅に欲しい設備ランキング~ファミリー編~2024年2月版
2024.02.22
引越しのことを考えるときに、多くの人がまず注目するのは「部屋の状態」です。部屋の広さ、部屋の美しさ、築年数の浅さなどが主な判断基準となるでしょう。また、「隣人の人となり」などを気にする人も多いかと思われます。
しかしそれと同じくらい、ときにはそれ以上に大切になるのが「周辺環境」です。
「部屋の状態が良ければ、周辺環境などは気にしない」と考える人もいるかもしれません。しかし実は、この「周りの環境」というのはとても大切なものです。買い物に行きやすいかどうか、駅までの距離はどれくらいか、治安が良いのかなどによって、暮らしやすさは大きく異なります。
ここでポイントになるのは、「旅行者」「来訪者」としてその地を訪れたときと、「住人」として住むときとでは感覚も異なるという点です。旅行者として訪れたときと住人として過ごすとでは、感覚がまったく異なります。
この点にも注目していきましょう。
「家から学校までの距離」「家から職場までの距離」は非常に重要になってくるポイントです。どのような点に気を付ければいいのか、どのようなことをすれば「本当に通いやすい通路」を見つけられるのかを考えていきましょう。
学校や職場に通うのは、毎日のことです。そのため、距離が遠すぎると大きな負担となってしまいます。
一般的に、学校までの距離は、「小学校までの距離は4キロ程度まで」とされています。ただ、4キロは子どもの足の場合は徒歩で1時間くらいはかかります。そのため、この4分の1~3分の1程度までが現実的な数字といえるでしょう。
また、職場までの距離については、不動産情報サイトアットホームの統計では「平均で58分」と出ています。ただ、これは首都圏のデータですから、愛知県などのデータを取るとまた数字は少し異なってくるでしょう。ただ、理想となるのは35分以内とされています。このあたりを考慮して選ばなければなりません。
出展:不動産サイトアットホーム「「通勤」の実態調査2014」
出展:文部科学省「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引き」
「距離」は家を選ぶのにもっとも重要な要素ではありますが、それ以外にも重要な要素があります。
それが、「目的地までの道のりは安全かどうか」ということです。
もちろん距離が短ければ短いほど、事故や犯罪に遭遇するリスクは低くなります。しかし、距離が短くても多くの車が行きかう場所であったり、繁華街の近くであったり、また逆に静かすぎるところや街灯がまったくないところなどでは、トラブルに巻き込まれるリスクが格段に跳ね上がります。
この「周辺環境」「通学・通勤路の安全」は、そのまま住みやすさに直結することも多いので注意が必要です。
私たちは家を探すとき、「今の自分たちにとってベストな住環境」を探すことに専念しがちです。
これはもちろん間違ったことではないのですが、同時に、「そこに住む私たちは、徐々に年を取っていく」ということも考えなければなりません。
たとえば、「子どもが来年小学校にあがるからと小学校に近いところに家を買ったけれど、中学校までは距離がとてもあった」などがその一例です。また、病院や図書館などのニーズも、年齢とともに移り変わっていきます。
「自分が何歳までそこに住むのか」も合わせて、「住みやすいところ」を選ばなければなりません。
では、これらを踏まえて「快適な部屋探しのためのコツ」について考えていきましょう。
キーワードとなるのは、「情報収集」と「実地経験」の2つです。この2つを掛け合わせると、「よりよい部屋を選ぶときの方法」が見えてきます。
まずは、自分が引っ越そうとしている土地の犯罪発生率を見ていきましょう。少し古いデータではありますが、愛知県が平成25年9月に「暫定値」として出したデータでは、刑法犯が一番多かったのが「中区」、2位が「中村区」となっています。また、侵入犯で見た場合は「豊山街」がもっとも多く、2位に「清須市」がランクインしていました。
このデータはあくまで一時期なものです。ただ、引越し先を決めるときの参考にはなります。
また、データを見るときは、単純な「発生件数」ではなく「犯罪発生率」を見るようにしましょう。
もう一つ重要な点が、「自分の足で歩いてみる(自転車通学・通勤なら自転車で)」ということです。通学や通勤は毎日のことですから、「旅行者として訪れたとき」には気にならない程度の距離でも「住人」として毎日通うとなるとつらくなることもあります。これは、学校や会社だけでなく、最寄りのスーパーなども同じです。
また、これを行う際は、必ず昼と夜の両方で実施してください。昼間には何の不安もなかった道でも、夜になると騒がしかったり、逆に何もなさすぎて不安になったりすることもあります。
引越しはとても大変なものですし、一度住んでしまうとなかなか屋移りをすることは難しいものです。そのため、部屋の良さだけでなく、周辺環境にまでしっかり目をいきわたらせ、「本当に住みやすい部屋かどうか」を確かめなければなりません。
そのためには、情報収集と実地経験が重要です。
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