一人暮らしやカップルにおすすめの部屋の広さとは?

2019.06.28

お部屋探しをする時、お部屋の広さを条件に検索する人が多くいます。一人暮らし=6帖程度で十分!と決めつけ、いざお部屋を見に行くと、「案外狭そうだけど大丈夫かなぁ・・」と不安に思う人も中にはいるのではないでしょうか。また、内覧時には広々と見えがちなお部屋も、実際に家具を配置してみると、住んでみた後に「スペースが狭い」と不満を感じる人もいます。

最適な広さのお部屋を選ぶことは、心地の良い生活をする上で非常に重要です!住み始めてから「こんなはずじゃ・・!」ということのないように、広さの基礎知識と、ライフスタイル別のお部屋の広さについて勉強しておきましょう!

賃貸で使われる広さの単位、1㎡(平米)・1帖、1坪ってなに?

「平米」「帖」「坪」はみなさんご存じの通り広さの意味を示す単位。 しかし実際ウェブ上、またはチラシなどで賃貸(住宅)物件探しをする際、よく見る事の多い単位が「平米(㎡)」と「」ですよね。「坪」も聞いた事のある単位かもしれませんが、住居としてお部屋を借りる際にはあまり使われることのない単位なので、ここではちょっと置いておいて、お部屋探しをする時によく見かける「平米(㎡)」「帖」の二つに重点をしぼって見て行きましょう!

平米(㎡)・帖って実際どれくらいの広さなの?

端的に言えば、1㎡(平米)は1m×1mの正方形の面積で、一帖は畳一枚分です。また【1㎡=約0.6帖】であり【1帖=約1.6㎡】となります。ただ、数字として理解できても実生活に落とし込むとなるとこれがなかなかピンとこないものですよね。そんな時は単位の感覚をつかむために、まずは身の回りのものに置き換えて考えてみるのがおすすめ!

Q6帖のお部屋の広さを、
シングルサイズのベッドに置き換えてみると・・・?
シングルサイズのベッドは約【縦2m×横1m】なので2m×1m(縦×横)をすればシングルサイズのベッドが2㎡(平米)だとわかりますよね。
▼【2㎡=1.2】なので、6帖のお部屋にはシングルベッドが約5個入ることがわかります。実際に6のお部屋に置いて見ると以下のようなスケール感。ベッド5個分が入ることがお分かりになられますでしょうか?

【6帖の居室にシングルベッドを置いたスケール】

▲上のように6帖あればシングルベッドを置いてもまだベッド4つ分はゆとりがありますよね。それならドレッサーも置けるなあ・・あのチェストも置けるなあ・・などなど。スケースが掴めると家具の配置も想像しやすくなりますよね。また二人入居の場合であれば、ベッドはシングル2つ分のスペースが必要ですよね。その場合はシングルベッド5個-シングルベッド2個=残り3個分ほどの余裕があるなと想像することもできますよね。

何に換算するかはケースバイケース!

お部屋のスケール感を知りたい理由は、大きな家具をそろえるためだったり、小さな珈琲テーブルを置こうか、置くまいか悩んだり、ダイニングテーブルのサイズを決めるためだったりと人それぞれ!広さを知りたい場所やお部屋の広さに合わせて何に換算するかも工夫してみるといいかもしれません!

▼下記のように収納の帖数が記されている場合もありますよね。引っ越しとなれば自分の衣類や荷物がどの程度おさまるのか気になるところ。ただ【0.7帖】と言われると、シングルベッドに置き換えてもぴんとこないしスケールがつかみにくい!この場合はもう少し小さいもの置き換えてみるのもひとつの方法です。

◎たとえば、平均的な座布団の面積は0.3㎡。冒頭で確認した通り、【1㎡=0.6帖】なので、下記のような間取りであれば少なくともひとつの収納に「座布団3枚分」はゆったり入る大きさだな、と分かりますよね。このように身の回りのものに置き換えるだけで、今の自分の収納環境と比べることもでき考えやすくなりますよ。

お引越しとなれば、やっぱり実際に見て決めたいところ!だからこそ「狭い」という理由で候補から外れるものは、実際に足を運ぶ前にふるいにかけておきたいですよね。居室のみでなく寝室や収納の広さを把握しておくだけで、勿体ないミスはかなり減らすことができます!平米⇔帖数の変換をし、身の回りのものに置き換えることができれば、いつでも自宅で新生活や家具配置のシュミレーションはできるので気になる物件が見つかったら、一度やってみて下さいね♪
▼下の表は簡単な変換早見表になるので、参考にしつつトシュミレーションしてみましょう!

平米

1

0.64

5

3.22

10

6.44

15

9.66

20

12.84

25

16.1

30

19.32

35

22.54

40

25.76

45

28.98

 

間取りの見方にご注意を!

間取りからサイズ感を確かめる上で注意しなければならないのが、広さの面積に含まれる場所含まれない場所

一般的には、間取りにおいて居室の帖数を記載する場合はクローゼット等の収納を除いた広さで記載すことがほとんどとされています。

▼つまり下記の間取りのように収納ありの居室に【洋室8.0帖】とあった場合は、間取り右部分の収納スペースを含めない、赤線で囲われた居室部分自体が8.0帖の広さである場合がほとんどです。ただこの間取り事情、実は業者さんにより徹底されていないケースもあるのでちょっと厄介なんです。

▼収納部分を除いた広さで記載されることが一般的とはされているものの、業者さんによっては下記のように赤線で囲われた収納を含めたお部屋全体を8.0帖としているケースもあるんです。

せっかくきちんと計算しておいたのに、この点でズレが生じていた結果、思ったより狭い!なんか圧迫感!等々の悲劇につながる可能性も。引っ越しに合わせて家具を新調したりする予定がある場合などは特に、お部屋の帖数が、収納を含むものなのか、そうでないのかは、お問い合わせや内覧の際に念のため確認しておくと確実ですよね。また、逆にロフト、ベランダ、バルコニーは広さに含まれていないことが多いので、その点もご注意くださいね。

快適な生活をする上で必要となる「広さ」の目安

具体的な広さの単位について理解が深まったところで、次に、実際に一人暮らし、二人暮らしでの生活をするとなった場合の確保すべき広さの目安についてご紹介していきます。

一人暮らしでストレスなく暮らすなら25㎡以上!

一人暮らしでの生活時、狭い、動き辛いとストレスを感じながら生活をするのは避けたいもの。一人暮らしでストレスなく感じるお部屋の広さはどれくらいなのでしょうか?快適さと家賃的にも無理のない広さで考えると、25㎡前後のお部屋が狙い目。一人暮らしの平均的な広さが25㎡であり、名古屋都心部での家賃は平均6万円〜8万円程度です。

▼下の間取りは、全体で25㎡、居室自体は9帖のスペースにベッド、テレビ、小さ目のローテーブルを置いた場合です。生活する分にはとくに不便はなくすっきりとゆとりもあります。ここに+収納を置く余裕もあり一人暮らしをするにはやはり十分なスペースが取れそうですよね。

【25㎡のお部屋】

ただ、作業用のデスクや大き目の収納を置くとなると少し窮屈に感じるサイズ感ではあります。上の間取りを基準にに、もっとゆとりを持って暮らしたいと感じる方や、インテリアを思い切り楽しめる広さがほしいし、という場合には30㎡以上のお部屋がオススメですよ♪ストレスフリーでの一人暮らしを希望する場合には25㎡以上!理想の豊かな暮らしをするならば35〜40㎡と考えるのが良いでしょう。

二人暮らしに必要な広さは35㎡以上!

では、二人暮らしを始めようとしている人の場合はどれくらいの広さが確保できると、ストレスを感じない最適な暮らしができるのでしょうか。 名古屋の都心部、または周辺地域でマンションなどの賃貸を借りる場合には、最低でも35㎡以上が必要です。

▼下の間取りは、全体で35㎡、寝室は7帖のスペースにダブルベッドを置いた想定です。二人分の荷物や家具自体は入りそうですが、決してゆとりのある広さとは言えないかもしれません。寝室には+ドレッサーと小さ目の本棚程度なら置くことも可能でしょうが、作業デスクや、大きなチェストまで置くとなるとかなりの圧迫感が予想されます。ミニマルな暮らしを好む方や固定費である家賃をできるだけ抑えたい!という方におすすめのサイズ感です。

【35㎡のお部屋】

上の間取りではベッドのサイドからそれぞれが降りられるように両脇をあけて配置するとお部屋全体を使ってしまう形となりあまり余裕はない印象ですよね。またキッチンも調理スペースのしっかり確保された設備の備わったお部屋となると、その分自由に使えるスペースは少なめ。設備の備わったキッチンに、大きなダイニングテーブルを置きたい!という方は40平米以上のお部屋を選んだ方がいいかもしれませんね。

◎二人で暮らすお部屋の一般的な広さは40~45㎡、それ以下となるとお互いがぶつかり合ったり、距離感が保てずプライベートが持てなくなったりと、ストレスを感じ始める可能性が高くなります。ゆとりのある生活をしたい場合の理想の広さは、50〜60㎡が目安でしょう。 3人の場合は40㎡以上が最低ラインとなり、1人プラスする毎に10平米と考えるのが妥当です。

まとめ

快適な生活をする上で、生活スペースを確保することは非常に大切!そしてあとで後悔しても絶対に変えられないポイントです!!必要な自分の生活スペースがいまいちつかめない・・という場合は今お住まいのお部屋と照らし合わせて、今よりどれくらい広くなるとよいか?という点を基準にして考えてみてもいいかもしれませんね。絶対に失敗できないポイントだからこそ、きちんとスケールを理解して自分に合う広さのお部屋探しを楽しんで行ってみてくださいね。

 

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