お部屋探しの知識
賃貸住宅に欲しい設備ランキング~ファミリー編~2024年2月版
2024.02.22
賃貸のお部屋を探す時にはネットで探すことが一般的になってきました。多くのサイトにたくさんのお部屋が掲載されていて、色んなお部屋に出会うことができます。しかしその反面、多すぎてどのお部屋が良いのか判断に迷ってしまうこともあるのが事実です。
今回は、「失敗しないお部屋探しのコツ21個」をまとめ、みなさんにお教えします。このコツを知れば良いお部屋に出会える確率がグッと上がります。しっかり押さえて素敵にお部屋探しを楽しんでください!
1. 100点満点のお部屋はない
いきなりネガティブな内容ですが、これを前提にするのとしないのでは良いお部屋に出会える確率がグッと変わってきます。基本的にオーナーさんが賃貸物件を建てる時、資産運用が主な目的ですので、全員に70点くらいの評価をしてもらえるように設計しています。そのため完璧を求めて探していると、結構良かったはずのお部屋が他の人に取られていき、自分の引っ越しのタイミングには妥協だらけのお部屋しか残っていない、なんてこともありえます。多少の妥協をする気持ちで探すと、結果として良いお部屋に出会えます。
2. 住みたいエリアを始めに決める
「エリア」はお部屋を探すうえで重要です。住みたい場所が広すぎたり狭すぎたりすると希望のお部屋に出会いにくくなります。“A駅とB駅の間”、“○○線沿線まで徒歩○分”のようにちょうど良いエリアを探しましょう。そこにヒットした中から希望に沿ったお部屋を絞り込んでいくことが良い物件に出会う近道です。
3. 大手ネットの情報は古いことがある
大手検索サイトのSUUMOやHOME’Sは一見すると物件数が多くて探しやすそうですが、古い情報がそのまま載っていることもありますので注意が必要です。問い合わせてみたらすでに他の方で決まっているということも…。基本的に大手検索サイトは不動産会社に1週間に1度しか空き確認を義務付けていませんので、タイムラグが発生することが多くあります。ネットに掲載がある=まだ空いている。という訳ではないことを覚えておいてください。(ユニホーは毎日更新です)
4. 家賃は手取りの1/4を目安に
当然ながら高い家賃は家計の負担になります。1ヵ月の手取り収入の1/3から1/4が理想です。ここではより安全な1/4程度をおすすめします。手取り15万円なら4万円弱、20万円ならば5万円程度が理想的です。残念ながら家賃は財産として残りませんので、適正な水準のお部屋にしましょう。
5. 取りよりも専有面積を重視
間取りが1LDKといっても、その広さはお部屋によって異なります。例えば20㎡の1LDKと40㎡の1LDKでは、使い方も家賃も大きく異なるのです。間取りも大事ですが、お部屋は専有面積で比較すると相場が見えてきやすいですよ。
6. 必須の条件と妥協できる条件に分ける
お部屋に対する条件に順位をつけましょう。どうしてもこれだけは譲れない条件を明確にすることで、自分にとっての良い部屋が見えてきます。みんなに人気の物件だけがあなたにとってもよい訳ではありません。妥協できる条件は、もしあればいい、くらいに考えましょう。自分で設置することができるものもありますので、多くの部屋を見つけることができます。
7. 築年数に囚われすぎない
よく言われるように日本人は新築好き。誰も住んでいなかった部屋は確かに気持ちがよいものです。ただ、ここは割り切って築年数にはこだわらないようにしましょう。築年数に囚われると、選択の幅を狭めてしまいます。概ね築10年くらいまでは設備などもそれほど変わりません。
8. 構造には要注意
鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造が主な分類です。地震に対する強さ、静粛性、断熱性は鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造の順になります。同じ築年数、広さであれば、家賃の高さもこの順番です。
9. 住み始められるタイミングはしっかり確認
せっかく条件のよいお部屋を見つけても入居できるのは数ヶ月先。これではすぐに入居したい場合には意味がありません。即入居できるお部屋に限定して探すのも一案です。但し即入居できる物件は人気が低い場合もあります。タイミングを見極めることが引っ越し上手への第一歩です。特に引越しの多い年度末などは住み始められる日時をしっかり確認しましょう。
10. 内見は絶対する
これから自分が住む部屋です。急な転勤などでどうしてもできない場合を除いて、お部屋の内見はするようにしましょう。内見をすると部屋の雰囲気から周りの騒音まで多くのことがわかります。賃貸契約は大きなお金が動きますので、内見をしないとお部屋を理解しないまま契約することとなり、想定していなかったトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
11. コンセントの位置も確認する
内見の際にはコンセントの位置も必ず確認しましょう。しっかり確認しないと、思っていたインテリアの配置ができない…なんてことも。特に一人暮らし用の物件にはコンセントが少なめの場合もあり、マルチタップの購入が必要になってしまいます。余分な出費になってしまうので注意が必要です。また、複雑なタコ足配線をするとホコリなどによって火事の危険性もありえます。無理のない配置のためにもコンセントの位置を必ず確認するようにしましょう。
12. マンスリーマンション特有の注意点
マンスリーマンションを検討されている方は少し注意が必要です。一般の契約と比べて特殊な点が多いのです。例えば…
・途中解約が原則できない。
・普通の賃貸に比べてコストがかかる
・初期費用が高額になりやすい
などが挙げられます。
家具や備品がついていたり、インターネットが即日使えたりメリットもおおくありますので、バランスを見極めるのが重要です。また、マンスリーマンションは一般的なアパートよりも防音や断熱で性能が劣ることがあります。内見をしたうえでの契約をおすすめしています。
13. ユニットバスはバス・トイレが一体とは限らない
ユニットバスは“お風呂とトイレが同一の場所にあるもの”と誤解されることが多いのですが、実はそうではありません。ユニットバスとは壁や天井も一体となった規格タイプのお風呂のことで、新しいお風呂は99%このタイプです。バス・トイレが一緒のものは“3点ユニットと呼ばれています。用語をしっかり把握して、良いお部屋探しをしましょう。
14. ロフトや吹き抜けのあるお部屋の注意点
ロフトは吹き抜けがあると天井が高く、開放的です。その一方で、天井が高いために空調が効きにくく、夏は暑く冬は寒くなります。ロフトの上り下りも意外と危険です。人気の設備のひとつではありますが、ロフトを本当に使うか考えたうえでお部屋を選びましょう。
15. 1階に飲食店がある物件は注意!
1階に飲食店がある物件は便利な反面、ネズミやゴキブリといった害虫を引き寄せてしまうリスクがあります。さらに騒音やにおいなどもデメリットです。繁華街ではよくあるタイプなので注意が必要になります。
16. 管理会社も確認
どんな管理会社が管理をしているかも確認しましょう。管理会社はオーナーさんの代わりで、多くのことをしてくれます。そのため管理がずさんな物件だと安心して暮らすことができません。内見や契約の前には、鍵を落とした時の対応、共用部分の清掃の回数なども確認できるとよいでしょう。
17. リノベーション物件も視野に
築年数の経過したお部屋を大幅に変更してリノベーションすることもあります。このようなお部屋は、築年数は経っていても設備や間取りは最新のものを採用していることがほとんどです。リノベーション物件はコストが新築に比べて安い分、家賃も新築より割安になっている場合があります。鉄筋コンクリートなどのしっかりした造りであれば耐震性や耐火性ともに、十分でしょう。しかし古すぎるものや斜面に建築されているものなどは要注意です。良いリノベーション物件の探し方はぜひ不動産会社に問い合わせてみてください。
18. 定期借家契約には注意
部屋を借りる期間が決まっていて、原則としてそれ以上は住めない契約が定期借家契約です。一般の賃貸契約に比べて家賃が安いので、狙い目ではありますが、期日には退去をしないといけません。契約種類は必ずチェックをしましょう。但し再契約ができる定期借家契約もありますので、気に入った場合は不動産会社に確認することをおすすめします。
19. 入居審査の時期は慎重に
お部屋を決めて申込をしても、必ずそのお部屋に住めるとは限りません。貸主側で入居審査があり、契約者の状況によっては契約を断られる場合があります。審査の内容は物件によって異なるので、一概には言えませんが、信用情報機関に確認を取ることもあるようです。クレジットカードの事故等が万が一ある場合は早めに不動産会社に相談すると良いでしょう。
20. 周辺環境も必ず確認
内見の際には部屋の中だけでなく、周辺環境も必ず確認しましょう。日当たりや周囲の騒音など間取り図や広告ではわからないことが直接確認することができます。駅やコンビニまで実際に歩いて確かめてみることもおすすめです。
21. 駅に近いことがベストとは限らない
一般に、駅に近いお部屋は割高になる傾向があります。駅に近いことは繁華街に近いということです。電車の音や街のにぎやかさを気にする人もいます。線路に近いと夜中でも貨物列車の音や工事の音が聞こえることがあります。駅に近いことは便利な反面、デメリットもあるのです。
いかがでしたでしょうか?意外と気をつけることが多くて気疲れしてしまいそうですね。その場合に有効なのは、信頼できる営業担当を見つけることです。デキる営業担当はこのコツ以上に抑えるべきポイントを知っています。
また、最近では専任の紹介物件は減ってきており、だいたいどの不動産会社でも同じ物件を紹介してもらえます。信用できる担当を見つけて、情報交換するのが一番のポイントと言えるかもしれません。
賃貸の契約は決して安い買物ではありません。探している方によって、賃貸物件を探すポイントはもっと多くなることもありえます。しっかりと下準備をして、良いお部屋に出会えるように備えましょう!
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