転勤族が語る!良い物件に出会うコツと、内見出来ない場合の探し方

2018.11.05

こんにちは!
7年間で転勤を5回経験している菅野です。小学生の時に家を建てた時から、住宅が好きで学生自体は建築を専攻していました。いわゆる転勤族で2児の母でもある私が良い物件に出会うコツをまとめてみました!

初めて引っ越しを経験される方は、決めることが沢山あったり、自分の理想の部屋が中々見つからなかったりして大変ですよね。また、県外から名古屋へ引っ越されてくる方は、内見したくても遠くて何度も足を運べず1日で物件を決めなければいけないこともあるかと思います。

私も、転勤は今住んでいる場所から遠方へ決まることが多く、毎回まともに内見できないまま引っ越すことも何度かありました。そこで今回は、基本的なお部屋探しのポイントと、内見出来ない場合にココだけは押さえておきたい!というポイントをお伝えしたいと思います。毎日快適な生活が送れるよう、しっかりチェックしていきましょう。

 

【基本】賃貸の部屋探しで良い物件に出会うためのコツ

毎日不動産サイトをチェックする

賃貸物件のポータルサイトは、不定期に新しい物件が掲載されます。良い物件はすぐに住む人が決まってしまうことが多いので、時間がある時にこまめにチェックするようにしましょう。

ポータルサイトの「新着物件お知らせ機能」を使えば、あなたが探している条件の新着物件が更新された時に、メールでお知らせしてくれます。良い物件を見逃さないためにも、最初に必ず登録しておきましょう。

また「検索条件」をサイト上に保存しておくことで、次にページを開いた時に一発でその条件を反映させることができます。都道府県、間取り、家賃、詳細条件など、イチから入力しなくても済むのでとても便利です。

しかしこうして新しい物件をブックマークしていても、次の日には入居者が決まってしまうこともあります。また、ネットの情報は常に最新というわけではないのですでに入居者が決まっている物件が掲載されていることもあるんです。そのため、気に入った物件があったら不動屋さんに連絡をして確認をし、内見をしておくといいですよ。

 

不動産屋のスタッフと密に連絡を取る

本当に良い物件は、ネット上にまだ出回っていなかったり、自分でチェックしたつもりでも見逃してしまっていたりすることもあります。そこで信頼できる不動産屋の担当者さんを見つけ、気になることがあったらすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。こまめに連絡を取ることでお互いの信頼関係を築き、部屋探しのライバルとの差を縮めることができます。

不動産屋さんの中には気軽にLINEでやりとりをしてくれるところもあるので、チェックし活用できるようにするといいですね。特に県外から引っ越してくる予定のかたは、その街や物件について全く知識がない状態。不動産屋さんは街と住まいのプロですので、密に連絡を取り、利便性や治安など住んでみないと分からない情報をしっかりと聞いておきましょう。

また、連絡を取ることで本当に信頼できる不動産屋さんか見分けることも必要です。私の場合、初めての引っ越しでまだ若かったころに「書類作成費用」といって仮契約すらしていないのに高額な金銭を要求されたことがありました。このようなことは稀で、今まで出会った担当者さんは良い人が多かったですが、このようなこともあるので気をつけましょう。

 

街の口コミサイトや、実際の住人の口コミをチェックする

不動産屋さんでも、実際に物件に住んでいるわけではないので住み心地や、リアルなメリット、デメリットまでは把握しきれていません。そこでチェックしておきたいのが、「実際の住人の口コミ」を掲載している口コミサイトです。

見てみると、良いことも悪いことも正直に書かれているのでとても参考になります。特に悪いことに関してはあなたが許せる範囲のことであるかチェックして、済んだ後に公開しないよう注意しましょう。

また、街についても年齢、ライフスタイルによって感じ方が全く違ってきます。特にあなたの年齢に近く、ライフスタイルが同じような人の口コミを見つけ、この町に住んでどう感じているかを確認しておきましょう。

【参考サイト】
■goo 住宅・不動産
■マンションノート

 

自分の住みたい条件の家を決めておく

家賃○万円以下が良い、2階以上の部屋が良い、礼金は払いたくない、駅まで歩ける範囲の場所が良い…など、物件を選ぶ上で要望はたくさんあると思います。しかし家賃との兼ね合いもあり、全ての要望が叶う物件はなかなか見つからないものです。

そのため、「絶対にここだけは譲れないポイント」を絞って決めておき、他の条件は「当てはまればなお良し!」といった感じで視野を広く持つことが大切です。

少し条件を緩く絞って探してみると、許容範囲内の物件が沢山出てきて選べる数が増えたりしますよ。

 

押さえておきたいチェック項目5つと見逃しがちなポイント

家賃の相場

まずは、間取り、立地から大体の家賃相場を知っておきましょう。見逃しがちなのは、家賃以外の月々かかる費用です。

・管理費、共益費
・駐車場代(車がある場合)
・自治会費

などがかかってくる場合があります。
そのため、掲載されている「家賃」だけではなく、これらを含めた合計額を月々支払えるかどうかで物件を探していきましょう。

家賃相場を知るには地図検索が便利!

また、家賃の相場を知る際には「地図検索」が便利です。
最初は「エリアで絞る」や「路線で絞る」を使いがちだと思います。地図検索だとエリアや路線に縛られず半径○km以内の物件をアイコンで表示してくれるので、とても見やすいです。

「会社までの距離は同じだけど、最寄駅が隣駅になるだけで家賃相場が下がった」
「最寄駅は同じだけど、隣町になるだけで家賃相場が下がった」

ということもあります。

また、詳細検索で「徒歩11分」と検索すると、条件が良くお値打ちの物件が見つかったりします。徒歩10分以内の物件は値段が高くつけられがちなので、少し工夫してみると良いでしょう。

 

駅までのアクセスや環境

日々の通勤へダイレクトに関係してくる駅や会社までのアクセス。毎日のことなので、無理なく通える距離かどうか、通勤路の環境はどのようになっているか調べておきましょう。

意外と見逃しがちなのは、以下の3つです。

・朝の駅の混雑具合(電車通勤の場合)
・朝の主要通勤道路の混雑具合(車通勤の場合)
・通勤路の坂道や踏切、信号の待ち時間など(徒歩、自転車通勤の場合)

駅が小さい割に新しい高層マンションが多いと、駅へ入るのに並ばなければいけない状態となることもあります。また、朝は必ず道路が混雑しますので車通勤の方は渋滞を踏まえた通勤時間で場所を決めましょう。また、徒歩や自転車で通勤する方は、周りに坂道がないかチェックしておきましょう。急な坂道を上っての通勤は思ったより時間がかかる場合があります。

私の場合引っ越した先が消防署の目の前で、昼夜問わずサイレンの音が鳴り響いて最初は夜に何度も目を覚ましてしまい寝不足になったこともありました。物件の中身を集中的に見てしまいがちですが、周辺の環境にも目を向けてみるようにしましょう。

間取りと日当たり

間取りと日当たりは住み心地に関係してくるので、快適に過ごせるようライフスタイルに合わせて決めましょう。
間取りでチェックしておきたいポイントは以下の3つです。

・部屋数、広さは十分か
・クローゼットなどの収納はあるか
・窓からの採光(日当たり)は十分か

まず、写真や平米数、部屋数を見てあなたが住むのに十分な広さがあるか確認しましょう。不動産屋さんの写真は家具が置いておらず、部屋を広く見せる工夫をして撮っていることが多いです。必ず平米数を今のお部屋の広さと比べてみてから決めましょう。

また備え付けの収納が少ないと、物が多い場合家具を置いてそこに収納することになります。収納家具を置くと広さの割に部屋が狭くなるので、収納の多い物件の方が部屋を広々と使うことができます。

私の場合、内見せずに決めた物件で間取りが少しおかしく、リビングがリビングとして使えないような変な形をしていたことがありました。周りの壁がドアや窓で埋まっていて壁の余白がなく、リビングに必要な家具が何一つ置けないのです…。このように、LDKと表記されていても実際はかなり使い勝手が悪いこともあるので気をつけましょう。

窓の向きはお値打ちな「東向き」も検討してみる

また、日当たりは「南向きが良い」と思われがちですが、「東向き」も場合によってはおススメです。東向きの窓には、朝が一番日差しが入り込みます。

・平日の朝~昼間仕事で日中家にいない
・休日は外出することが多い

というように朝と夜しか家にいないことが多い方は、日中の日差しがイマイチな東向きでも朝の日差しで十分健康的な生活を送ることができますよ。

 

水回りなどの設備

水周りでチェックしておきたいのは以下の3つです。

・3点ユニットバスか、独立バスか
・トイレの水圧、シャワーの水圧
・キッチンの広さ、清潔さ

お風呂とトイレが一緒の3点ユニットバスだと、家賃相場はかなり安くなります。湯船につかる習慣のない方は独立バスの物件に入居しても清掃の手間が増えるだけです。週1日位しか湯船につからないなら、銭湯でも代用が可能ですので検討してみましょう。

また、トイレやシャワーの水圧は地味ですが結構重要なポイント。特に節水タイプのトイレはよく詰まり、悲惨な状態になったこともあります…。シャワーも水圧が弱いとストレスになりますので、どちらも実際に水を流してみることが大切です。

キッチンで自炊する場合はシンクの広さ、コンロの数をチェックしておきましょう。稀にコンロが設置されておらず持ち込みの場合もあるので、確認が必要です。

 

⑤収納と、家具や家電の位置

今持っている家具を設置できるか、搬入経路は十分な広さかチェックしておきましょう。特に大きめの家具を持っている方、分解できない家具を持っている方は要注意です。

・ベッドが玄関から入れることができず、ベランダから搬入して余計なお金がかかった
・壁の余白が少なく、クローゼット前に机を置くことになって不便だった

という経験が私にもありますので、大きめの家具の配置や出入り口の大きさはチェックしておきましょう。また、家電の中でも特に洗濯機を置く場所は要注意です。特にドラム式洗濯機を使っている方は、幅や防水バンの大きさを確認しておきましょう。古めの狭いアパートだと設置できないことが稀にあります。

 

■【内見】部屋を見に行けない場合はどうすればいい?

転勤で県外から名古屋へ引っ越してくる場合、時間や交通費の関係で内見が難しいことがありますよね。しかし、今は色々な便利機能があり現地に行かなくても内見、契約が可能な場合があります。不動産屋さんへ相談し、対応してくれるかどうか聞いてみましょう。

物件動画や360°パノラマ写真を活用する

室内写真とは別に、動画やパノラマ写真を載せている物件があります。1枚の写真よりも部屋全体の雰囲気や導線がリアルに分かるので、掲載されている場合はチェックしておきましょう。

 

リモート内見を希望する

特に気に入った物件があった時は「リモート内見」を不動産屋さんに希望してみましょう。TV電話を使い、部屋の解説をしながらリアルタイムで室内や設備を見ることができます。このとき、実際の内見と同じように気になる箇所はどんどん質問し、映してもらいたい場所も積極的にリクエストしてチェックしましょう。逆に顔を合わせないので、遠慮なく質問できそうですね!

 

グーグルアースで物件の周りの環境をチェックする

部屋を決める時についつい室内のことに集中しがちですが、周りの環境もとても重要です。

・駐車場にゴミが落ちていないか
・外の共用スペースの清掃は行き届いているか
・車持ちの場合、周辺道路は狭すぎないか

などをグーグルアースを使ってチェックしておきましょう。物件の外まで管理が行き届いているか見ることができます。

 

現地に行かなくてもスカイプ等を通して契約できることもある

2017年から、IT重説というスカイプ等のテレビ電話を利用して実際に店舗へ出向かなくても契約をすることが可能になりました。遠方だと時間や交通費の節約になるのでとても便利ですよね。

必要なものは、テレビ電話をすることができる機器(スマホでもOK)と、安定したネット回線、契約に必要な書類(郵送してもらう)です。対応しているかどうか、不動産屋さんへ相談してみましょう。

 

■まとめ

以上、良い物件を探すコツと内見出来ない場合の探し方についてご紹介しました。

ネットとポータルサイトの機能をフル活用することで、現地に行かなくても物件の十分な詳細情報を得ることができます。ITの発達で転勤族にはとても嬉しい時代になりました。

しかしネットだけでは完結させず必ず転勤先の不動産屋さんと連携を取り、地域の情報やネット上へ出ていない物件などを教えてもらうことも大切です。

引っ越しは大変ですが、以上のポイントを押さえて今よりも快適なお部屋へ引っ越せるように頑張りましょう!

 

【この記事を書いたライターのプロフィール】

ペンネーム:KANNO
年代:20代後半
出身地、居住地:茨城県出身、滋賀県在住
家族構成:夫、子ども2人と私の4人家族
コメント:小学生の頃に家を建てた時から住宅が好きで、学校では建築を学びました。
一戸建てや賃貸物件の間取り図を眺めるのが趣味です。子育てが少し落ち着いたので、建築士取得に向けて勉強を頑張っています。

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