愛知県の桃の節句といえば【おしもん】

2023.03.10

 こちらのコラムを書くにあたり、名古屋について色々調べているのですが、やはり、頼りになるのは生まれも育ちも名古屋の大先輩。職場の先輩に名古屋ネタ、何かないですか?と聞いたところ「美好餅が本当に美味しいのよぉ!大福餅なんだけどね、柔らかくてビヨーンって伸びるの!食べるの大変なくらい伸びるの!」と熱く語っていただきましたが、残念、美好餅はみよし市。名古屋市じゃないよ。美好餅は個人的に後で買いに行ってみます。できればみよし市限定ではなく名古屋市中心でお願いしたい。

「あ。そういえば【おしもん】って知ってる?こちらの地域独特なお菓子かも。」

それそれ!私が欲しい名古屋情報は!

◇おしもんとは

桃の節句のお雛様に供えられる米粉で作られた郷土菓子 とのこと。この季節になるとスーパーなどで売られたりもします。

言われてみれば、見かけました。関東育ちの筆者は、近づいて見ることもせず仏壇に供える砂糖菓子と認識してましたが、別物でした。

安城市から刈谷など、旧東海道沿いの地域、名古屋市では緑・南・昭和区などで作られていたとの情報もあり。昔の街道沿いに広まったとも考えられますね。(諸説あり)

名古屋地域では「おしもん」、周辺地域では「おこしもん」と呼ばれることが多いそうです。

 

◇用意するもの

材料
・米粉 (上新粉)500g
・熱湯 500ml
・色粉
・砂糖・醤油・きなこ 適量
・木型

 

桜や梅、桃の花といった季節物から、鯛や蝶、宝船など様々な形があります。木型は高いので、昔はご近所さんで貸し借りをして、色々な型のおしもんを作ったらしいです。

今はクッキーの型など、様々な物を利用して手軽に作られる方も多いとか。

◇作り方

1.米粉と熱湯で生地を作る

米粉(上新粉)に熱湯を加え、耳たぶくらいの硬さに練ります。熱湯は少しづつ入れて混ぜていきます。熱いので火傷に注意してください。

2.色粉を混ぜ込む

練ったものを使う色の数だけ分けてください。色は蒸しあがると濃くなるので淡い色にいしておくと良いそうです。

3.型に生地をつめる

米粉を振った型に2で作った色粉を混ぜた生地をつめ、上に色粉を混ぜていない1の生地を詰め、型から抜きます。

4.蒸し器で蒸す

表面に艶が出るまで蒸して完成です。

完成したものは砂糖醤油やきなこで。お雛様へお供えして、少し硬くなってしまったものは焼いていただくそうです。簡単なので、お子さんと一緒に作ったら楽しそうですね。因みに、上記の先輩に他にもおススメないですか?と鼻息荒く聞いたところ

「名古屋のお雑煮はシンプル。質素。貧相。他県のお雑煮に憧れたが、作る側になると楽。」とのこと。年末に調べたいと思います。

 

記事を書いた人

小金沢
(こがねざわ)

転勤族の妻、小金沢です。港区女子を目指し東京で働くも、出会った相手は転勤族。東京-神奈川-福岡…と
東京都港区からどんどん遠のく地方都市暮らし歴15年のライターです。

記事をシェアする

人気記事

人気の物件

全て見る
  • +

  • +

  • +

  • +

  • +

  • +

    • +

      閉じる

    • +

      閉じる

    • +

      閉じる

    • +

      閉じる

    • +

      閉じる

    • +

      閉じる

    • +

      閉じる

駅から徒歩
分以内

間取り

必須条件

こだわり条件

お店で直接相談したい方・
お問い合わせ・ご質問はここからどうぞ

タップで電話をかける
0800-222-9920
[受付時間]10:00〜19:00 水曜定休
[ 受付時間 10:00〜19:00 水曜定休 ]
店舗案内

ワクワクする賃貸マンション・アパートを多くの人にお届けする住まい研究室について

名古屋市を中心にデザイナーズマンション、リノベーション賃貸を多くご紹介する「住まい研究室」。名古屋にはワクワクできる賃貸マンション・アパートがたくさん存在するのに、あまり多く知られていない現状があります。それを多くのお客様に知ってほしい、住んでほしい。私たちはそう考えています。「賃貸マンション・アパートはこういうもの」と考えず、理想の暮らしから住まいを探してみませんか?私たち住まい研究室が精一杯その手助けをさせていただきます。