お部屋探しの知識
賃貸住宅に欲しい設備ランキング~ファミリー編~2024年2月版
2024.02.22
お部屋探しの際のこだわり条件になりやすい、お部屋の位置。陽の当たりの良い部屋がお気に入りで「角部屋」を探す人、夜帰ってくることが多いので採光は気にならないので「中部屋」が良い人、どちらを選ぶかは人により異なります。角部屋は比較的、人気の高い物件でもありますが、一度住んでみて良いと感じる人もいれば、あまり良くなかったと感じる人もいて意見も様々です。
ここでは、角部屋の住み心地が良いかどうか気になっている人のために、住んだことのある人が感じる角部屋の住み心地についてのリアルな意見をご紹介します。
メリット、デメリット、それぞれを挙げていますので参考にし、検討してみてくださいね。
角部屋とはどういった部屋のことを言うのか、簡単に説明します。角部屋は、マンションやアパートの各階の端に位置するお部屋のことを指します。廊下が屈折している場合には、その端にあるお部屋も角部屋と呼びます。
中部屋などに比べると、部屋の中に窓が多く設置されていたり、部屋から見た外の景色が良い、などの特徴があり、他の部屋よりも物件価格が多少割高になる傾向にもあります。
実際に部屋の位置にこだわる人は約7割以上おり、角部屋にこだわる人はその中でも半数以上いると言われています。そのため、人気度が高く、争奪戦になる可能性が高いお部屋でもあります。
お部屋として人気の高い角部屋ですが、実際に住んでみて、とっても良い!といい人と、思っていた部屋と違った、○○が理由で居心地が悪い、といったマイナスの声を聞くのも事実です。そこで、次の章で実際に住んだ人が感じた角部屋が好きと思える理由、住んだ結果苦手と感じる理由をリアルな声と共にまとめてみました。
角部屋に実際に住んでみたことがある人が、住み心地が良い、角部屋が好き、と答えるのはどういった理由からなのでしょうか?ここでは、何らかのメリットを感じている人たちが思う具体的な理由をまとめました。
① 生活音が気になりにくい
「隣の音は気にならないし、プライバシーを気にするなら角が良いと思う。 」
「隣室のノイズは一切なく、静かで落ち着いて過ごせました。」
「上下左右から聞こえてくる生活音が非常に少ない。」
2つの部屋に囲まれた中部屋と比較すると、片面しか隣接しない角部屋の方が生活音が少なくなります。生活音に敏感、プライバシーを気にするという人には生活音が気になりにくい角部屋はうってつけのようですね。
②玄関前を人が通らない
「家を出た瞬間に同じ階の人間と鉢合わせすると、本当に気まずい。」
「アパートやマンション中層階の時と比べると、人と関わらない。」
中部屋の場合は、宅配業者や他の住民が自分の部屋の目の前を行き来します。夜間は、足音が聞こえてしまい騒音となる可能性はありますが、そういったこともないのは嬉しい利点です。
③日当たりが良い
「日当たりよくて快適です。」
「北部屋でも午前中は明るい冬は結構暖かい」
角部屋は窓の数が多くなり、窓の向きも2方面になるため採光が良く、日当たりが良いという話をよく耳にします。北側に位置するお部屋は暗くなりがちですが、角部屋では明るく感じるという利点もあります。
④風通し良い
「風通しは北側の窓を開けておけば良好です 冷房無しでも結構過ごせる」
「風通しがとてもよいので洗濯物もとてもよく乾きます。」
複数ある窓を開けると、風通しがよく効率的に換気をすることができます。角部屋は窓を開けるだけで、部屋の空気の入れ替えができるというメリットもあります。
角部屋に住んではみたものの、角部屋が苦手だと感じる人も中にはいます。ここでは、苦手と感じる理由をリアルな声と共にご紹介していきます。
①外の騒音が聞こえやすい
「風の影響をもろに受けるため、風の音を強く感じます。」
角部屋は外からの騒音が響くこともあります。角部屋に面した大通りから、車が走る音が聞こえる、風の音が気になる、という声もあります。交通量の少ない住宅街であれば、騒音を感じない場合もありますし、風の音は風向の問題もありますので、外の騒音の有無はお部屋の位置にもよりけりかもしれません。
②1階の角部屋は外から見られやすい
「上から、真横から見られてるような気がする。」
「お隣のタワーが視界に入ってしまう」
窓が2面になるため、外の通りに面した部屋の場合は、外から部屋の内部が見えやすいといったデメリットもあります。生活風景を覗かれる可能性もあるため、プライバシーを守りたいという方には角部屋は難しいかもしれません。
③気温の影響を受けやすい
「角部屋って夏は朝は暑いし(東)、夕方も暑い(西) 夜明けが早い(東)」
「角部屋で日当たりは良かったんですがそれでも異常な暑さでエアコン付けても全然冷えないので夏場は昼間でも分厚い暗幕のようなカーテン閉めてる」
角部屋は窓が多い特徴があるため、気温の影響を受けやすいというデメリットがあります。メリットとして日がよく当たるので暖かいという点は利点ですが、夏は暑くなりすぎるという面も。
前章で前述したように、角部屋をメリットと考えるかデメリットと考えるのかは人のタイプによりけりです。住むのに向いている人、向いていない人というのが明確に分かれます。ここでは、向いている人、向いていない人のそれぞれの特徴を挙げています。
角部屋が向いているのは以下の3つに当てはまる人です。
①騒音に敏感な人
②住みやすさの環境を重視する人
③日当たりの良さ、風通しの良さを重視する人
基本的には、音に敏感で、住み心地を重視する人が角部屋向きの人です。上記3点の1つでも当てはまると思った場合には、角部屋をお勧めします。
一方で、角部屋が向いていないと考えるのは以下の2つに当てはまる人です。
①暑がりな人
②価格重視な人
角部屋は窓が多く、採光が良いという面はメリットですが、その代わりに部屋が暑くなるのがデメリットです。そのため、暑がりな人には角部屋は向きません。また、角部屋は人気物件でもあるため、日中あまり家にいない人、帰って寝るだけの生活を送る人ならば価格の安い中部屋を選ぶのも手かもしれません。
角部屋が自分に合うと考えている人には、ぜひ角部屋にこだわって物件探しを進めてもらいたいのですが、角部屋を探す際に注意すべきことが2点あります。その注意点についてここで詳しくご紹介します。
①物件の周辺環境を確認すること
角部屋は隣のお部屋と面している壁が1つしかないことから生活音が聞こえないことはメリットですが、一方で外に面している壁があるため外からの音が聞こえる場合もあります。そのため、物件周辺の環境を確認することも重要です。内覧しないと気づけない点もありますので、実際に見に行くことをオススメします。
②家具がしっかり収まるのかを確認すること
角部屋は窓の面積が広いお部屋もあります。窓を防いで、通気性を失わないように家具の配置を気をつけないといけない場合もあります。新しいお部屋のために、家具を一新することがないよう、手持ちの家具がしっかり収まるのかどうかを確認することも重要です。あらかじめ内乱で、部屋のスペースを確認しておきましょう。
▽まとめ
角部屋に実際に住んでいる人の、住み心地についてのリアルな感想をご紹介しました。角部屋に住むことのメリットとデメリットはそれぞれ存在しますが、その環境を良いと思うか悪いと思うかは人次第です。ここでご紹介した、角部屋が向いている人、向いていない人の特徴を参考に、向いているに当てはまる人はぜひ、角部屋の物件探しを始めてみてくださいね。
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