「取引態様」で見る、自分に合う不動産会社の見つけ方

2020.03.29

お部屋探しをする際に、不動産屋さんで見せてもらうチラシの物件や、インターネット上に掲載されている広告などで「取引態様」という表記を見たことはありますか?

実は「取引態様」は、物件の広告上では必ず表記されています。一見難しい用語で、知らないままスルーしてしまいがちですが、実は物件を借りる時に大きく影響してくる内容なのです。

ここでは「取引態様」についてと、「取引態様」が部屋を借りる際に大きく関わってくる理由をわかりやすくご説明していきます!

「取引態様」ってなに?

お部屋探しをする時に登場する人は3人います。

  • ① 物件の所有者である大家さん
  • ② お部屋を借りるあなた
  • ③ 大家さんとの間を取り持つ不動産です。

「取引態様」とは、③の不動産会社が、どの立場にいるのかを示しています。
この「取引態様」によっては、普通は払わなくてはいけない仲介手数料が無料になったり、家賃交渉がスムーズになったり、あなたにとってお得になる場合がある重要な項目なのです。

インターネット広告にも、紙ベースの資料にも「取引態様」は必ず明示しなければいけないルールがありますので、見落とさないようにしたいところです。

3つの種類に分かれる「取引態様」、それぞれの違いを知ろう

「取引態様」の種類は大きく分けて3つに分かれます。これらの3つの内容や、その意味についてここで説明していきます。

「仲介or媒介」

「取引態様」の中でも一番多いのが、「仲介(媒介)」です。物件の所有者である大家さんと借主さんの間に、不動産会社が仲介役として入り3者間でやり取りが進んでいきます。

大家さんの中には、不動産についてあまり詳しくない人もいるので、そういう大家さんのために、不動産会社が入居募集や、契約の説明を行ったり、契約完了までの全ての流れを行います。

また必要であれば、不動産会社が大家さんと借主さんの間を取り持って交渉なども行います。

「貸主」

物件の所有者が直接物件を賃貸するケースを、「貸主」と呼びます。

不動産会社が、物件を持っている大家さんということですね。
この場合は、不動産会社が大家さんを兼任するようなイメージですので、契約に登場するのは2人だけです。

「代理」

大家さんの代理人として不動産会社が、入居募集から契約までを行うことを言います。

不動産会社は実際の持主ではないものの、大家さんの業務を代行して行うと言ったイメージです。

取引態様が違うと何が違うの?

取引態様が違うと、部屋を借りる借主さんから見て、どんなメリットデメリットがあるのでしょうか。それらのメリットデメリットについてここでご説明します。  

「仲介」なら紹介できる物件が多い!

「仲介」なら、取扱い物件がとっても豊富です。
他にもいろいろな物件を紹介してほしい場合は、仲介の不動産会社に問合せることをおすすめします。
取引件数がとても多く、契約をスムーズ進めてくれることもメリットのひとつです。

また、「仲介」の取引態様では借主さんや大家さんのどちらか側に寄り添うのではなく、あくまで中立的な立場です。なので、お部屋探しも中立的な立場で率直な意見を言います。
仲介手数料が必要となるのがデメリットです。

「貸主」なら仲介手数料が0円!

できれば初期費用を節約したいと思っている方は多いと思いますが、取引態様が「貸主」なら仲介手数料を1円も払わなくてOKです。
仲介手数料の相場は家賃の半分~1ヶ月ですから、数万円は節約することができます。

金額面だけでなく、家賃や入居日の交渉もしやすいといったメリットもあります。直接、やりとりをするので、細かい要望などもしっかり伝えられることはも大きいですね。

嬉しい点が多い「貸主」ですが、実際公開されている取引物件数が少ないので探しづらいのであまり「貸主」の取引態様にこだわり過ぎない方が良いのかもしれません。

「代理」なら契約の後も安心!

取引態様が「代理」になっている場合は、管理も代理人として行っていることが多いです。
そのため入居をしてからのトラブルもしっかりと対応してくれます。

部屋の補修履歴や近隣の情報にも詳しいので契約の前にもいろいろと聞いてみるのも良いかもしれませんね。大家さんの代わりですが、契約時に手数料がかかることはデメリットです。

 

タイプ別での「取引形態」の選び方

様々な取引形態について理解したいただけましたでしょうか。 取引形態が多数あって結局どれが自分に合うのかわからない、という人のためにタイプ別でのあなたに合う取引形態をお教えします!

「代理または賃主」をオススメするタイプ

  • 入居の段取りを組みやすい方が良い
  • 初期費用は無い、または安い方が良い
  • 家賃や初期費用の交渉がしやすい方が良い
  • 入居後のトラブルを避けたい
  • 入居してからも同じ不動産会社にできれば頼りたい

 

「仲介物件」をオススメするタイプ

  • できるだけたくさんの物件を比較したい
  • 物件のこと以外に相場や治安などの情報に詳しい不動産にアドバイスしてほしい

取引形態の種類、その意味合いはそれぞれ異なりますが、大事なことは不動産会社がどの立場にいるのかを理解することです。

どの取引形態が良いかは、物件探しをしている人が何を大事にして探すかによってきます。ここでご紹介したように、どの契約方法が一番自分に合うのかを理解した上で、不動産会社での部屋探しを検討してみてくださいね。

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