お部屋探しの知識
賃貸住宅に欲しい設備ランキング~ファミリー編~2024年2月版
2024.02.22
お部屋探しというのは恋愛に置き換えると分かりやすいもので、出会って、相手をよく知って、吟味して、決断する。この流れをいかにしっかり踏むかどうかで長く良いお付き合いができるか否かが変わってきます。内見は恋愛で言うところの最初のデートのようなもの。付き合う前の一番楽しい時期であると同時に一番頑張らなければいけない時期でもあるんです。今回はハズレ物件を引かないための、4つのポイントをご紹介します!
内見の基本のキである水回り、とくにお風呂とキッチンは使うところを想像しながら見ていくことが大切です。
お風呂を見るとき、浴槽の広さばかり気にしてはいませんか?賃貸物件のお風呂を実家の浴槽と比較して小さいな・・と感じる人は多いもの。しかし、日常的に複数人で入浴することが無いのであればファミリーサイズは必要ありませんよね。
それよりも本当に見るべきは蛇口などの設備。2つハンドルタイプか、レバータイプなのか、ここがけっこう重要ポイントです。一人暮らし用の物件には給湯温度を設定するリモコンがついてないことも多く、その場合2つハンドルタイプだとお風呂に入るたびに丁度いい湯加減を調整しなければなりませんよね。これが毎日続くとなるとボディブローのようにじわじわ効いて結構なストレスになります。
◎給湯の温度調節のためのリモコンがあるか。なければレバータイプか否かをしっかり確認しておきましょう。
お料理をする方や自炊を始めたいなとお考えならキッチンのシンク~コンロの距離は30センチ以上あるかどうかチェックしておきましょう。このスペースが30センチ以上あれば一人暮らし用のまな板を置くことができます。
◎もちろん、もしキッチンスペース全体にゆとりがあるようであればシンク~コンロの距離が狭くとも、調理台を別で用意することでクリアできる問題でもありますよ。
そもそも大前提として忘れてはいけないのが、内見時に見るお部屋は家具の入っていない状態のお部屋だということ。実際に住み始めて家具を入れると60%~70%くらいの広さになると思っていて下さいね。そのことをふまえた上で、お部屋の中では行動をシミュレーションしてみて下さい。
▼お部屋の広さをできるかぎり確保したい!という方はよければ下記の記事ものぞいてみて下さいね。
ワンルームや1Kでも開放感のあるお部屋に!狭い部屋を広く見せる7つのテクニック
まず覚えておいてほしいのが、この世の中には「想像力不足」な残念物件が存在しているということ。たとえば、
・扉を同時に開けていると干渉してしまう。
・玄関横の洗濯機が扉付きで毎回靴をどかさないと洗濯機が使えない。
などなど。生活動線は度外視で強引につくられたお部屋というものが実は賃貸物件には結構多いんです。こんなはずじゃなかったのに・・・と泣きを見ることがないよう現地では「できる限りウロウロ」しましょう。え?それだけ?って思う方もいるかもしれませんが、実際どれだけじっくり観察してもこればっかりは見ていてわかるものではありません。実際に自分のルーティーン(起床~出社/帰宅~就寝)の流れを思い出しながらそれ通りに動いてみるだけでもOK
◎扉の立て付けや家具の配置のシミュレーションにもなりますよ。
不動産会社の担当者と同行しているのなら率直に「この物件って音の響きどうですか?」と聞いてみるのが一番手っ取り早い方法。
▼ただ自分の耳でもちゃんと確認したい!という方のために建築現場の監督から伝授してもらった音の確認方法をお伝えします。
パァンっという音が少し響いてエコーがかったように聞こえる物件は、遮音性能が高いお部屋です。要は反響しているかどうかを調べるという方法です。
これは壁の密度を確かめる方法です。よく響く=壁の密度が低く響きやすいということになります。太鼓のように中が空洞の楽器は軽く叩いただけで結構な音がしますよね。その理屈と同じです。
共用部の状態=管理の品質です。現状を把握すると同時に「欠点」を知るための重要な場所でもあります。
共用部の管理は当然、管理会社が行っています。清掃の状況、駐輪場の整理がキチンと行われている物件は定期的なメンテナンスがされている良い管理会社と言えますよね。管理会社なら普通なんじゃないの?と思いますが、それすらもやってくれないだめんず管理会社は残念なことにこの世に結構あるのです。
掲示板に注意書きや警告があったら内容を見ておくと良いですね。騒音注意!やペット連れ込み禁止!など注意書きが多い物件は、実際にそういうトラブルが多い結果、管理会社が掲示板で注意をしているということなんです。今住んでいる方を疑っているようで心苦しいと感じる方もいるかもしれませんが入居してから後悔しても時すでに遅し。今後の長い生活のことを考えれば厳しい目で見ておいて損はないはずです。
内見を制する者がお部屋探しを制すと言っても過言ではありません。お部屋選びの失敗にはその都度、初期費用や引っ越し業者費用などなどお金が絡む分人間関係の失敗よりよっぽど厄介。内見時にはどうしてもデザインなどわかりやすいポイントばかりが目につくものですが外見ばかりに流されずしっかり目を光らせて厳しい目でチェックしてみて下さいね。
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